ちょっと調べればドイツAmazonの市場規模は大きく、大きな売上を上げられるはず、ということはわかります。
しかし、それなのに何故ほとんどの日本人セラーはドイツアマゾンで販売しないんでしょうか?
それは、ドイツアマゾンで販売するためには、大きなハードル(障害)があるからです。
1.ドイツ語が必要
2.VAT・EORI登録が必要
3.VATが高い
4.ドイツへの送料が高い
というようなハードルがあるからです。
1.ドイツ語が必要
ドイツ語が必要 というのは言うまでもなく当然のことです。
ただ、ドイツ語が必要ということとドイツ語ができるということは全然別のことです。
ドイツ語ができる必要はありません。
大体はGoogle翻訳などで理解はできるし、ドイツ語での商品登録も外注さんに依頼できます。
ただし私達日本人にとっては、英語と違いドイツ語だと単語一つとっても馴染みがないのは確かです。
2.ドイツVAT EU-EORI登録が必要
一番問題となるのが、VAT登録とEORI登録です。
これらは、自分で登録するのはまず不可能で、登録代行業者に依頼するしか方法はありません。
その場合、費用はだいたい20-40万(平均30万円ぐらい)が多く、申込みから登録完了まで最低2-3ヶ月はかかります。
さらにVAT登録をすると、VAT申告も行わなければなりません。
ドイツAmazonで販売するために一番大きなハードルは、ドイツVAT登録・VAT申告です。
尚、弊社では、VAT登録・EORI登録を25万円(税抜)で代行させていただいています。
VAT申告は、月額20000円(税抜)で代行させていただいております。
3.VATが高い
ドイツのVATは19%です。
ドイツAmazonで販売した売上額の19%をVATとして支払わなければいけません。日本の消費税と考え方は同じです。
日本だと2019年10月から10%になりましたが、ドイツはそれのほぼ倍となります。
19%というのは、EU内においては比較的安い部類ではありますが、日本の感覚と比べるとやはり高いことに変わりはありません。
売上の約2割を最初からマイナスして利益計算する必要があります。
4.ドイツへの送料が高い
最後に、これは誰でも想像のつくことですが、日本からドイツへの送料が高い、ということです。
そもそもアメリカへの発送と違い、ドイツに発送してくれる発送代行業者を探すことも簡単ではありません。
さらにドイツAmazon倉庫への直納であれば、ドイツでのインポーターも必要となります。
弊社では、ドイツAmazonへの直納発送代行、ドイツのインポーターサービスを行っています。
上記だけでなく、もっとたくさんハードルはありますが、それらをすべてクリアしないといドイツアマゾンで販売することは出来ません。
ドイツAmazonで販売するハードルは非常に高いですが、ハードルが高いからこそ競合が増えにくいということが言えます。
このことは非常に重要です。
ハードルが高いことは本当に大きな参入障壁となっているので、これを超えたときには大きな利益がみこめるということです。